試合を途中で止めて、指示ができない。
常にピッチの上では、1つのボールを追いかけて、
選手が走り回っているの為、不確定要素が極めて多く、
選手に自由にプレーさせざるを得ないボールゲームなのである。
それでは、優れた監督とそうでない監督の違いは?
となると、杓子定規的な表現しか無くなってしまう。
流石にそれだけでは、本を一冊を書くのは、
無理とあって、"サッカー監督という仕事"には、
攻撃のエッセンス、守備のエッセンスを含め、
サッカーの試合の醍醐味が、存分に書かれています。
そして、名言連発。
・クリエイティブな無駄走り。
・リスクチャレンジの無いところに進歩は無い。
・スペースは生き物だ。出来ては消え。消えては生まれる。等々。
その中でも、確かに!と心を打たれた1文がこれ。
・ボールを持たない場合の唯一の戦術はフリーランニング。
ドイツサッカー協会認定のS級ライセンスを持つ、
氏の著書だけに、トルシエは良かったが、ジーコは不満
という記載が随所に見られるのが、反って面白い。
サッカーのプレー経験者は多くとも、
監督経験者となると、ほとんどいない。
それなのに僕達ときたら、不出来の第一戦犯を監督にし、
あれや、これや、批判の矢面にたたせる事が大好き。
まず監督を批判するのではなく、
試合全体のクオリティに目を向けるべきと、
気付かされるようになる一冊です。




